団長さん、利用者さんのご家族から「5月末に広域連合から手紙が来たけど、これ何?マイナンバーカード作らないとダメなの?」って聞かれて、固まっちゃいました…。
いい質問が来ましたね。その手紙、まさに令和8年8月からの変更のお知らせです。でも大丈夫。今日のポイントを押さえれば、ご家族に自信を持って答えられるようになりますよ。
ご利用者様やご家族からの「ねえ、これから健康保険証ってどうなっちゃうの?マイナンバーカードを提出するの?」という質問が増えているのではないでしょうか。この記事では、新人相談員さんがこの質問に自信を持って答えられるようになることをゴールに、2026年(令和8年)現在の最新ルールを、埼玉県後期高齢者医療広域連合の公式案内をもとに現場目線で整理していきます。
ニュースで「マイナ保険証」「紙の保険証は廃止」といった言葉が飛び交うので、ご高齢の方やそのご家族は、内心とても不安を抱えていらっしゃいます。
ここで相談員が口ごもると不安は一気にふくらみますが、逆にスッと正しい見通しを伝えられると、それだけで「この人は信頼できる」と感じていただけます。
※この記事に関して、しっかりと確認をしてはいますが、解釈が必ずあっているとは言い切れません。(行政によっても考え方が違う可能性があります)
必ず、公式情報を確認してください。
まず、これだけ覚えてください(最重要・結論)
ご家族が本当に不安に思っているのは、「受診できなくなるのでは」ということではありません。多くの方の頭にあるのは、こんな疑問です。
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Q
結局、マイナンバーカードを作らないといけないの? -
Q
認知症の親を、わざわざ市役所に連れて行くの? -
Q
手続きをしないと、これまで通り病院にかかれなくなるの?
この不安に対する答えは、たった2つだけ覚えておけば大丈夫です。
⚠️ 最重要・大原則
①マイナンバーカードを無理に作る必要はありません。作らなくても、これまで通り紙の書類(資格確認書)で同じように病院にかかれます。
②マイナ保険証を持っている方でも、「申請」すれば紙の資格確認書に切り替えられます。認知症などでカードの利用が難しい方の“切り札”です。
制度がどう変わっても、ご本人とご家族が困らない仕組みは必ず用意されています。だから、不安そうなご家族には、まず最初にこの一言を。
大丈夫ですよ、ご安心ください。無理にマイナンバーカードを作らなくても、これまで通り病院にかかれます。
説明の順番は 「安心 → 仕組みの説明」 です。逆にしないこと。先に制度の細かい話をすると、相手は「結局、作らなきゃいけないの!?」と余計に不安になります。

【埼玉県の場合】令和8年5月末に「お知らせ」が届いています
埼玉県後期高齢者医療広域連合では、令和8年5月末に、対象の方へお知らせ文書が郵送されました。ご家族が「手紙が来た」とおっしゃるのは、これのことです。まず押さえておきたいのは、令和8年7月末までは、マイナ保険証の有無に関わらず、全員に資格確認書が交付されているという点。今この瞬間は、マイナンバーカードを持っていない方でも、何の手続きもなしに資格確認書で受診できます。施設でお預かりしている方も、ほぼ全員この紙が届いているはずです。
💡 新人さんへの安心材料
いま(令和8年7月末まで)は「全員に紙が届く」ので、実務上のトラブルはほとんど起きません。ヤマ場は令和8年8月から。ここで“交付要件”が変わるので、正確に押さえておきましょう。

【令和8年8月から】交付要件が変わります(年齢で2つに分岐)

マイナ保険証の利用促進という国の方針変更を受け、令和8年8月以降は対応が変わります。分かれ目は令和8年8月1日時点の年齢です。落ち着いて、順番にいきましょう。
パターンA:85歳以上の方
マイナ保険証の有無に関係なく、全員に「資格確認書」が届きます。特別な申請はいりません。これまで通り、紙の書類が郵送されてきます。施設入所者の多くがこちらに該当するはずなので、現場の混乱はかなり少ないと見ていいでしょう。
パターンB:84歳以下の方
こちらは、マイナ保険証を持っているかで、届く書類が変わります。
| マイナ保険証の状況 | 8月以降に届く書類 | 受診のしかた |
|---|---|---|
| 持っていない | 資格確認書 | これまで通り、窓口に提示する |
| 持っている | 資格情報のお知らせ | マイナンバーカードで受診する |
「資格情報のお知らせ」って、資格確認書とは違うものなんですか?
まったくの別物です。役割が違うので、ここはしっかり区別しておきましょう。
💡 「資格情報のお知らせ」とは?
マイナ保険証を持っている方に届く、A4サイズなどの紙の書類です。これ単体では受診できません。あくまで「あなたの保険資格はこうですよ」という確認用のお知らせ。カードリーダーが使えないときに、マイナンバーカードと一緒に見せることで受診できる、いわば“控え”のような存在です。

【介護現場の核心】マイナ保険証があっても「申請」で資格確認書にできます

84歳以下で、マイナ保険証を登録はしているけれど、認知症の進行などで暗証番号の入力や顔認証が難しい——というご利用者様、現場にたくさんいらっしゃいますよね。このままだと「資格情報のお知らせ」しか届かず、いざ受診のときに困ってしまいます。
そこで使えるのが、この記事で一番お伝えしたい“切り札”です。
マイナ保険証を持っている84歳以下の方でも、「申請」すれば資格確認書を交付してもらえます。ここ、相談員なら絶対に知っておいてください!
マイナ保険証での受診が難しい方は、申請すれば紙の資格確認書に切り替えられる。「カードが使えない=受診できない」ということには、ならないのです。
資格確認書の申請のしかた(埼玉県の場合)
📌 申請に必要なもの・代理申請の注意
・資格確認書交付申請書(太枠のみ記入)
・本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、年金証書など公的機関が発行するもの)
ここが現場のポイント。加入者ご本人・同一世帯のご家族なら、そのまま申請できます。一方、本人・同一世帯家族以外の方(施設職員など)が代理で届け出る場合は、委任状と代理人の本人確認書類が必要です。施設で申請をお手伝いするなら、ここを事前にご家族とすり合わせておきましょう。
相談員として現場で気をつけたいこと
①「カードを預かるリスク」を意識する
マイナンバーカードは、紛失したときのリスクが紙の保険証より大きい書類です。施設で管理するのか、ご家族で管理するのか、線引きを曖昧にしないことが大事です。受診のたびに使うことを考えると、受診が困難な方は、いっそ申請して資格確認書に切り替えたほうが現場はラクになることも多いです。
マイナンバーカードを施設で預かるなら、「誰が・どこで・どう保管するか」を必ず先に決めておきましょう。なんとなく預かるのが一番危険です。
② ご家族・ケアマネとの“事前のすり合わせ”
特に84歳以下で、マイナ保険証を持っているが受診が困難な方。8月の切り替えが近づいてからバタバタするより、今のうちにキーパーソンのご家族や居宅のケアマネジャーと「資格確認書の申請をどうするか」を相談しておくのが相談員の腕の見せどころです。代理申請に委任状がいるかどうかも、ここで確認しておけば当日慌てません。

ご家族にそのまま使えるトーク例
最後に、現場ですぐ使える“型”をプレゼント。これを言えれば合格です。
広域連合から手紙が来たけど、マイナンバーカード作りに、母を市役所へ連れて行かないとダメなのかい?
ご安心ください、その必要はありませんよ。お母様は85歳以上でいらっしゃいますので、これからも自動的に『資格確認書』という紙の書類が届きます。これまでの保険証とまったく同じように、1割(または3割)負担で病院にかかれます。もし84歳以下の方でも、カードの利用が難しければ、窓口で申請すれば紙の資格確認書に切り替えられますので、ご心配なさらないでくださいね。
ポイントは、「無理にカードを作らなくても、これまで通り困りませんよ」という見通しを、最初に・はっきり伝えること。私たち相談員の役割は、制度を丸暗記して説明することではなく、その不安に“安心”を手渡すことです。
判断に迷ったら、必ず「公式情報」で最終確認を
この記事は埼玉県後期高齢者医療広域連合の公式案内をもとにしています。書類が届く時期や申請様式は、お住まいの地域(広域連合・市町村)によって差があります。ご利用者様やご家族に説明するときは、記憶やネット記事だけで断言せず、必ず一次情報(公式サイト)で最新の取扱いを確認しましょう。
※この記事もしっかりと確認をしてはいますが、解釈が必ずあっているとは言い切れません。(行政によっても考え方が違う可能性があります)
必ず、公式情報を確認してください。
🔗 確認に使える公式情報(埼玉県)
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①
令和8年8月以降のマイナ保険証・資格確認書について(埼玉県後期高齢者医療広域連合)
交付要件の変更と申請方法がまとまった、本記事の元になっている公式ページです。 -
②
令和8年8月からの資格確認書について(お知らせ・フローチャートPDF)
どの書類が届くかをフローチャートで確認できます。ご家族への説明資料にも便利。 -
③
市町村窓口(担当課)一覧 / 資格確認書交付申請書(PDF)
申請先の窓口と、申請書のダウンロードはこちらから。 -
④
埼玉県以外にお住まいの方:検索窓で「〇〇県 後期高齢者医療広域連合」と入力し、お住まいの広域連合の案内をご確認ください。制度に関する電話相談はマイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178へ。
「たぶん大丈夫」で答えるのが一番こわいんです。確信が持てないときは『一度公式で確認して、改めてお伝えしますね』と返すだけで、信頼はむしろ上がりますよ。

📝 この記事のポイントまとめ
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まず伝えるのは「無理にマイナンバーカードを作らなくても、これまで通り受診できる」という安心。説明は“安心→仕組み”の順で。 -
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埼玉県では令和8年5月末にお知らせを郵送。令和8年7月末までは全員に資格確認書が届く。 -
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令和8年8月から交付要件が変更。85歳以上は全員に資格確認書、84歳以下はマイナ保険証の有無で書類が変わる。 -
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核心:マイナ保険証を持つ84歳以下でも、市町村窓口で申請すれば資格確認書に切り替え可能(一度申請すれば翌年以降も自動)。同一世帯家族以外の代理申請は委任状が必要。最新情報は必ず公式で確認を。
今日の内容、ぜひ現場で使ってみてください。それでは、また!