お団子団長〜明るい介護の小話〜

ここで介護の小話を一つ。介護現場を色々知って笑っちゃおう!

MENU

老人ホームで実践!高齢者でも安全な正月のお餅の食べ方!

高齢者でも安全な正月のお餅の食べ方、作り方!

 

どーも!お団子団長です!

f:id:odangodantyou:20191221064315j:plain

高齢者のみなさん、お餅好きな人多いですよね?

介護をしているみなさん「よりによって、なんでお餅食べたがるのよ!」と困ってる方いませんか?

今日は老人ホームで実践している『安全にお餅を食べる方法』と『安全に食べれるお餅の作り方』のご紹介です!

 

f:id:odangodantyou:20191221063750j:plain

 

食べる前に介護者がやること

1、食べやすい大きさに切る

大きさはどれくらいがいいの?という質問がよくありますが、人によってまちまちなので、一概には決められません。

小さくすればするほど、お餅の感覚は当然無くなってしまいます。

しかし、「高齢者の安全」という面から考えれば「仮に飲み込んでしまっても詰まらないサイズ」というのが一つの目安になります。

それ以上の大きさにする場合は、必ず「いっぺんに口に入れないで!」「少しずつ、よく噛んで食べて!」と念を押してください。

 

2、高齢者の姿勢を確認する

猫背で座っていたり、椅子に浅く腰をかけて座っているなどで姿勢が崩れていたら、必ず座り直させて、姿勢良く座らせるようにします。

実際に自分でやってみるとわかりますが、猫背の状態で顔が下に向いたまま物を飲み込んだり、椅子に浅く腰をかけて、少し仰向けの状態で飲み込むと、喉に引っかかる 感じがすると思います。

私たちですらそのような感覚があるということは、飲み込む力が弱り始めている高齢者は、もっとリスクが高まります。

 

必ず姿勢良く座らせるようにしましょう。

 

f:id:odangodantyou:20191221063850j:plain

3、飲み物の準備をする

「喉を湿らせてから食べる」ということと、食べてる途中、「こまめに水分を取る」よう促すためです。

杵(きね)と臼(うす)を思い浮かべてください。

濡れている時はペッタン!ペッタン!とスムーズにつけますが、こまめに水分を入れないと杵と臼にお餅がベットリとくっついてしまいますよね?

 

水分で湿らせていない喉には、これと同じ状態が起こりうるのです。

喉にお餅がベットリとくっつく。つまり詰まってしまうということになるのです。

4、看護師と吸引機の待機と用意

これは老人ホームでお餅を提供する人に限りますが、どんなに気をつけて、事前準備を しっかりしても、詰まる時は詰まります。お餅じゃなくても詰まります!

お餅なら尚のこと詰まるのです!

看護師さんにあらかじめ行事計画書等を提出して、協力を仰ぎましょう。

 

f:id:odangodantyou:20191221063951j:plain



 

本人が食べる前にやること

1、嚥下の体操

老人ホームでお餅を提供しようとしている方は、嚥下体操をみんなで一斉にやりましょう。唾液が分泌され、お餅を滑りやすくコーティングしてくれます。

嚥下体操の記事はこれを貼らせてもらいます↓↓↓

 嚥下体操 | はじめよう!やってみよう! 口腔ケア

 

自宅では嚥下体操をやるように言ったところで、まずやらないでしょう。

小っ恥ずかしいのはよくわかるので、せめて「嚥下マッサージ」を行いましょう。

これもわかりやすく書いてあった記事を貼っておきます。

このホームページの「唾液腺のマッサージ」というところを行ってみてください ↓

自宅でできる!高齢者の嚥下リハビリテーション | 介護の無料相談&ハウツー「安心介護」

 

2、水分摂取

「食べる前に介護者がやること」のところでも書きましたが、自分でも出来る限り、水分摂取で喉を湿らせることを意識してください。

介護者がいくらお茶を入れて置いたところで、お餅を食べる高齢者が飲まないのでは意味がありません。

これを読んでくださっている介護者の方は「自分でもちゃんと飲んでよ!」と声をしつこいくらいにかけてください。

 

f:id:odangodantyou:20191221064022j:plain

 

 

詰まりにくいお餅の作り方

お餅自体を詰まりにくいお餅にして用意することも大事です。

山芋を混ぜたり、色々な方法がありますが、『お餅』というのを意識すると、この方法がオススメです。

 

餅をつく時に『うるち米』を混ぜる

 

うるち米には、粘り気を減らす成分が入っています。

本当に詰まる危険が高い方に対しては、うるち米だけでお餅をついて提供しても大丈夫です!

それが一番安全ではありますが、やはりイメージしているお餅とはだいぶ違うでしょう。

そこで、餅米とうるち米を混ぜるのですが、これも、その方の飲み込む能力をみて割合を検討してみてください。

 

まずは 

 

餅米1:うるち米1

 

 という比率で作ってみて、もっとお餅感覚が欲しければうるち米を減らしてみてください。

 

通販で売ってる詰まりにくいお餅

ご自宅でお餅を食べさせたいけど、餅つきなんてしないよ!という方は、通販でも詰まりにくく作られているお餅が売っていますので、これを買ってみてもいいかもしれません。

 

 

ちなみに、私のお爺ちゃんはこれを注文して平気で食べていました!

(94歳だか、95歳だったなぁ)

 

 

まとめ

お餅を高齢者が食べる!と聞くと、何でそんな危ないこと言い出すの!と思う方が多いと思いますが、お正月にはお餅が欠かせなかった世代の方々です。

食べたい気持ちも当然わかります。

 

しかしながら、リスクが高すぎるのも事実です!


この記事で書いた、餅の大きさ、姿勢、水分、嚥下体操やマッサージ、水分の促し、食べるお餅の工夫。これらは最低限行い、さらにその人その人に合わせた『詰まりにくくなる工夫』をして、お正月をぜひ楽しく過ごしてください。

 

f:id:odangodantyou:20191221063750j:plain

 

介護職用 知恵袋 カテゴリーの記事一覧 - お団子団長〜明るい介護の小話〜

 ↑介護に関わる方向けの記事はコチラ!