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老人ホームで実践!高齢者でも安全な正月のお餅の食べ方!

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老人ホームで実践!高齢者でも安全な正月のお餅の食べ方!

お団子団長
お団子団長
どーも!お団子団長です!

高齢者のみなさん、お餅好きな人多いですよね?

介護をしているみなさん「よりによって、なんでお餅食べたがるのよ!」と困ってる方いませんか?

今日は老人ホームで実践している『安全にお餅を食べる方法』『安全に食べれるお餅の作り方』のご紹介です!

 

  • お家でおじいちゃん、おばあちゃんがお餅を食べるけど心配
  • 介護施設で働いていて、正月のお餅の行事前に安全面を考えたい

 

 

  • 家でお餅を食べる時の安全性を上げられる。
  • 老人ホームの行事でお餅を出す時に、他の施設でやっている対応策を知っておけるからリスク回避ができる!

 

 

 

 

 

 

高齢者がお餅を食べる前に介護者がやること

お餅を安全に食べるには、事前準備をしておかなくてはいけません!

順番にやる事を確認していきましょう!

 

 

食べやすい大きさに切る

大きさはどれくらいがいいの?

という質問がよくありますが、人によってまちまちなので、一概には決められません。

小さくすればするほど、お餅の感覚は当然無くなってしまいます。

しかし、「高齢者の安全」という面から考えれば「仮に飲み込んでしまっても詰まらないサイズ」というのが一つの目安になります。

それ以上の大きさにする場合は、必ず「いっぺんに口に入れないで!」「少しずつ、よく噛んで食べて!」と念を押してください。

 

 

高齢者の姿勢を確認する

猫背で座っていたり、椅子に浅く腰をかけて座っているなどで姿勢が崩れていたら、必ず座り直させて、姿勢良く座らせるようにします。

実際に自分でやってみるとわかりますが、猫背の状態で顔が下に向いたまま物を飲み込んだり、椅子に浅く腰をかけて、少し仰向けの状態で飲み込むと、喉に引っかかる 感じがすると思います。

私たちですらそのような感覚があるということは、飲み込む力が弱り始めている高齢者は、もっとリスクが高まります。

必ず姿勢良く座らせるようにしましょう。

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飲み物の準備をする

「喉を湿らせてから食べる」ということと、食べてる途中、「こまめに水分を取る」よう促すためです。

杵(きね)と臼(うす)を思い浮かべてください。

濡れている時はペッタン!ペッタン!とスムーズにつけますが、こまめに水分を入れないと杵と臼にお餅がベットリとくっついてしまいますよね?

水分で湿らせていない喉には、これと同じ状態が起こりうるのです。

喉にお餅がベットリとくっつく。つまり詰まってしまうということになるのです。

 

 

看護師と吸引機の待機と用意

これは老人ホームでお餅を提供する人に限りますが、どんなに気をつけて、事前準備をしっかりしても、詰まる時は詰まります。お餅じゃなくても詰まります!

お餅なら尚のこと詰まるのです!

看護師さんにあらかじめ行事計画書等を提出して、協力を仰ぎましょう。

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高齢者自身がお餅を食べる前にやること

介護者だけが事前準備をしていてもダメです!

食べる本人に準備をしてもらって、安全性を高めましょう!

 

 

嚥下の体操

老人ホームでお餅を提供しようとしている方は、嚥下体操をみんなで一斉にやりましょう。

唾液が分泌され、お餅を滑りやすくコーティングしてくれます。

嚥下体操の記事はこれを貼らせてもらいます↓↓↓

 嚥下体操 | はじめよう!やってみよう! 口腔ケア

自宅では嚥下体操をやるように言ったところで、まずやらないでしょう。

小っ恥ずかしいのはよくわかるので、せめて「嚥下マッサージ」を行いましょう。

これもわかりやすく書いてあった記事を貼っておきます。

 

このホームページの「唾液腺のマッサージ」というところを行ってみてください ↓

自宅でできる!高齢者の嚥下リハビリテーション - 介護の専門家に無料で相談「安心介護」介護の基礎知識

 

 

 

水分摂取

「食べる前に介護者がやること」のところでも書きましたが、自分でも出来る限り、水分摂取で喉を湿らせることを意識してください。

介護者がいくらお茶を入れて置いたところで、お餅を食べる高齢者が飲まないのでは意味がありません。

これを読んでくださっている介護者の方は「自分でもちゃんと飲んでよ!」と声をしつこいくらいにかけてください。

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もしも喉にお餅を詰まらせたら!

気をつけていてもお餅を詰まらせてしまうことは考えられます。
お餅を詰まらせた時には、やるべきことと、やらない方がいいことがあります。
それぞれ、確認をしておいて、もしもの時の為に備えておきましょう!

 

お餅を詰まらせた時にやるべきこと

老人ホームでも、食べ物が詰まった時に真っ先にやることですが、背中を叩いて吐き出させるようにします。

肩骨の間の中心あたりを叩くと吐き出しやすくなるので覚えておいてください!

また、ハイムリック法という方法で対象者の後から、抱き抱えるようにみぞおちの前で手を組み、下から上の方に押し出すように圧をかける という方法もありますが、おそらくいきなりはできないと思うので、まずは背中を叩く!ということを覚えておきましょう!

 

 

お餅を詰まらせた時にやってはいけないこと

・水を飲ませる
・横にして様子を見る

一見やりがちですが、お餅を詰まらせた時は、とにかくお餅を吐き出させる行動をとります。

なので、水を飲むとさらに奥に入る可能性がありますし、寝かせるのも、吐き出しにくくなる可能性があるので、背中を叩いて吐き出させながら、すぐに救急車か、近くに医療従事者がいるなら対応してもらいましょう。

 

 

高齢者にも安全!老人ホームでやっている『詰まりにくいお餅』の作り方

お餅自体を詰まりにくいお餅にして用意することも大事です。

山芋を混ぜたり、色々な方法がありますが、『お餅』というのを意識すると、この方法がオススメです。

餅をつく時に『うるち米』を混ぜる

うるち米には、粘り気を減らす成分が入っています

本当に詰まる危険が高い方に対しては、うるち米だけでお餅をついて提供しても大丈夫です!

それが一番安全ではありますが、やはりイメージしているお餅とはだいぶ違うでしょう。

そこで、餅米とうるち米を混ぜるのですが、これも、その方の飲み込む能力をみて割合を検討してみてください。

まずは

餅米1:うるち米1

という比率で作ってみて、もっとお餅感覚が欲しければうるち米を減らしてみてください。

 

自宅や施設行事でお餅を作る際にオススメな餅つき機はこれです。

 

\シロカ公式ストアー限定!/

 

 

 

通販で売ってる詰まりにくいお餅なら高齢者も安全!

ご自宅でお餅を食べさせたいけど、餅つきなんてしないよ!という方は、通販でも詰まりにくく作られているお餅が売っていますので、これを買ってみてもいいかもしれません。

ちなみに、私のお爺ちゃんはこれを注文して平気で食べていました!

(94歳だか、95歳だったなぁ)

 

 

 

 

老人ホームで実践!高齢者でも安全な正月のお餅の食べ方! 終わりに

お餅を高齢者が食べる!と聞くと、何でそんな危ないこと言い出すの!と思う方が多いと思いますが、お正月にはお餅が欠かせなかった世代の方々です。

食べたい気持ちも当然わかります。

しかしながら、リスクが高すぎるのも事実です!

この記事で書いた

  • 餅の大きさ
  • 姿勢
  • 水分
  • 嚥下体操やマッサージ
  • 水分の促し
  • 食べるお餅の工夫

これらは最低限行い、さらにその人その人に合わせた『詰まりにくくなる工夫』をして、お正月をぜひ楽しく過ごしてください。

 

 

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