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こんなことで悩んでいませんか?
- 認知症の高齢者をレクリエーションに参加させるのが苦手。
- どうしても認知症の無い人中心のレクリエーションになっちゃう
レクリエーションは、集団でワイワイワイワイやる!というイメージが強く、そこに認知症の人も参加させないといけない!
無意識のうちにこう考えることがありますが、今は個別介護が推奨される時代です。
「どうすればレクリエーション に参加するのか?」
ではなく、
「認知症があっても、どんなことなら参加できるのか?」
という視点に切り替えていきましょう。
この記事では、認知症の利用者さんにレクリエーションを提供する際の
- 効果の考え方
- 環境の考え方
- 参加できない人はどうするか?
こんな内容を解説していきます。
- レクリエーションの苦手意識が無くなる
- 参加しやすい環境を考えられる
- 利用者さんの対応の幅が広がる
職員が苦手意識を持ってると、当然、利用者さんも参加しにくい環境になっちゃうから、この記事を読んで、積極的にできることをやっていこうね!
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認知症にどう効果的!?介護士はレクリエーションの効果を考えよう!
介護施設において、レクリエーションはただ単に楽しいだけという位置付けではありません。
リハビリ、認知症予防としてのレクリエーションの重要性を理解した上で認知症のある方に対してレクリエーションを実践できるようにしていきましょう。
体を動かす効果
レクリエーションの効果と聞いて、1番に思い浮かべるのが、体を動かす『運動』としての効果ですよね?
実際に、体を動かしたり、指先を動かすことで、脳にも適度な刺激が与えられて認知症予防効果があると言われています。
認知症への効果
具体的に、1番よく聞くのがBDNF(脳内の栄養のような物)の分泌が促されて、結果的に、そのBDNFが脳の学習機能や記憶に関わるということが言われています。
検索してみたら、わかりやすい記事があったので貼っておきますね!
>>運動って頭にいいの?<<
レクリエーションとは少し違いますが、バレンタインのチョコレートがBDNFの分泌を促す!という記事を書いたことがあるので、気になる方は読んでみてください。
運動で期待できる効果の流れ
運動は、認知症予防だけではなく、当然体の健康を維持する効果もあります。
運動効果で期待できる流れ
運動をする
病気になりにくくなる。
筋力維持で転倒しにくくなる。
寝たきりになりにくくなる
認知症予防+ADLの維持
頭を使う効果
レクリエーションは体を動かさないといけない訳ではありません。
頭を使うだけのレクリエーションでも、当然、認知面への効果を期待できるので、体を動かすのが苦手、体が動かないといった利用者さんに対してのアプローチとしても、積極に取り入れていくべきです。
簡単すぎることだけを無意識にやらせていないですか?
よくあるのが、1桁の足し算のプリントを渡してやらせて終わり。
単純作業の繰り返しで脳に刺激を与えるという考え方もありますが、あまり退屈だと意欲面、もっと言うと、家族の満足度にまでもマイナス効果が出てしまいます。
『やればいい』っていうのは逆効果だよ!
適度なレベルで、退屈しないように考えた内容を提供して頭を使うレクリエーションに繋げていこうね!
自信を無くしていないかをしっかり確認!
頭を使うレクリエーションを積極的に提供するのはいいのですが、利用者さんの感情変化には注意しておく必要があります。
ポイント
- 答えが全然わからない
- 手が震えて字が書けない
- 文字が見えない
このように、頭を使うレクリエーションをやることで、自信を無くしてしまう状況になっていないかは、常に確認をしておきましょう。
同じ事をやっても、自信をなくす人もいれば、余計にやる気を出す人もいるから、そこは利用者さんの感情をしっかり読み取るしか無いね!
不安を取り除く効果
先ほどの項目で、自信を無くしている状況になっていませんか?という内容を書きましたが、レクリエーションの効果の1つとして「不安を取り除く」という効果も期待できます。
「何かをしている」のは自信にもなる
自分ができる活動をしている事で「ここまではできるんだ!」という自信を作り出すことができます。
さらに、それを繰り返すことで「いつもやってるから大丈夫」という考えにつなげることができます。
このように自信に繋げることができれば「何もできなくなってしまった」「どんどんできなくなる」という不安を取り除く事ができます。
このような、不安を取り除くという効果がある事を頭に入れて、レクリエーションを考え、組み立てていきましょう。
悩む事を中断できる
こんな心配をしている利用者さんいませんか?
「帰らないと」
「何してるんだかわからなくなっちゃった」
「あれ?お金を忘れて来ちゃった」
こんな不安を抱えていても、レクリエーションが始まったら、それにだけは参加した!というのは、介護施設ではよく見る光景です。
このことからわかるように、レクリエーションは、一時的にでも悩む事を中断することに期待ができます。
ずっと悩んでいる、辛い状態を回避する1つの手段としてもレクリエーションを活用していきましょう。
介護士はレクリエーション を分類して、認知症でも参加しやすい環境を作ろう!
「認知症の人には参加が難しいから休んでいてもらおう。」
厳し目に言いますが、こんな考えでは介護施設として何の機能もしていません。
レクリエーションを分類して、利用者さんごとに使い分けられる環境を目指して行こうね!
個別レクと集団レクに分ける。ただし注意が必要
集団で行うレクリエーションへの参加が、どうしても難しいのであれば、個別でできるレクリエーションのプログラムを用意することが必要です。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのが、集団でのレクリエーションを希望するかは、利用者さん本人だけでなく、家族にも確認する必要があります。
介護施設では、家族以外の人と、社会的な交流を持つことも目的の1つになっていることが多くあります。
せっかく介護施設に来ていても、誰とも話もできない。活動にも参加できない。
これでは介護施設に来ている意味も無くなってしまいます。
個別がいいのか、集団がいいのかは、職員だけの判断じゃなくて、利用者さん側の意見を聞くようにしようね!
集団レクでも無理に輪に入れない
できる限り集団レクに参加できるようにしましょう!と、必死に集団に留めなくちゃ!!と考える人がいるかもしれません。
無理に集団の輪に入れるのはやめましょう!
集団に入りたいくない理由は?
- そもそも集団が嫌い
- 集団に入る訳にはいかない不安を抱えている(体調など)
- そのレクリエーションは参加したく無い
様々な理由が考えられます。
理由があって集団に入りたく無い人や、入れない人へのアプローチとしも個別レクは使えます。
慣れてきたら集団に入るようになった!こんなことも珍しくはありません。
利用者さんごとに集団か個別かを固定しないで、その時の状況で判断できる体制を作っていこうね!
個別も集団も、待機時間はなるべく短く!
「家族希望だから声をかけて、ようやく集団の輪に入ってもらった!」
こう思っていたら、他の人が集団から出て行ってしまった。
よくあることですが、待たせていたら、出ていく人がいるのも当然、納得のできる話です。
待機時間を極力減らせるように職員の役割や、レクリエーションの流れをしっかりと組んでおきましょう。
全員が集まるのを待たないで、会話の流れから途中参加を促したりすると、途中からでも入りやすい環境ができて、出て行った人も戻ってきてくれたりするよ!
認知症で参加が難しい?そんな介護現場でできるレクリエーション!
私がレクリエーションに関する記事を書く際にいつも書くことなのですが、『レクリエーション』と聞くと、集団で行うゲームやカラオケだけが頭に浮かぶ人!
間違っている訳ではありませんが、もう少し頭を柔軟にする必要があります。
特に、認知症で参加できるレクリエーションが少ないような方に対しては、広い意味でのレクリエーションを提供していく必要があります。
かなり需要が大きい散歩!
散歩ってレクリエーションに入るの?
という疑問があるかもしれませんが、仮に違うとしても、散歩は、レクリエーションの時間にやっても何の問題もないくらいの需要があります。
散歩だったら、認知症の進行で参加が難しい!ということもほとんど無いですよね?
「今日のレクリエーションへの参加が難しかったので、施設周辺の散歩を行いました」
こう家族に伝えるだけで、私が働いているショートステイはリピーターにつながった人が結構います。
散歩は、リハビリの一面、レクリエーションの一面、営業効果を狙う一面があるんだね!
ただのボール遊びでも外に出るだけで変わる!
認知症の進行で、その日の集団レクへの参加が難しいようなら、もっと簡単にできるレクリエーションを提供しましょう。
ただし、簡単すぎると、退屈な面も出てくるので、そこは工夫が必要です。
例えば、ただのボール遊びでも、外に出てやるだけで、施設内で行った時とは雰囲気が全く違います。
全員同じという訳ではありませんが、外に出ることで満足感が増す利用者さんは多くいますし、適度な日光浴は、家族からの需要も高いので、外に出れるレクリエーションをあえて設定するのもオススメです。
単純なゲームでも周りの環境次第!
例えば、ゲートボール1つをとっても周りの環境次第で、認知症の有る無しに関わらず、参加意欲に変化が出てきます。
環境に影響する要因
- 職員の盛り上げ方
- 音楽
- 周囲の利用者さんとの関係
- 道具の見た目
認知症の方の介護をしているとわかると思いますが、物事の判断を雰囲気でされている方はよくいます。
周囲がザワザワしていると、他の方まで不穏状態になったり・・・
それだけ雰囲気作りは認知症の方がレクリエーションに目を向ける為に重要なんだね!
新人職員に「もっと盛り上げて!」は無茶!
レクリエーションが苦手だったり、盛り上げるのが苦手かもしれませんが、完全に仕事として割り切りましょう。
職場としても、レクリエーションが苦手な新人介護士さんは、散歩の付き添いから始めるなどして、無理やりやらされている環境は作らない事をオススメします。
レクリエーション を盛り上げるのは、ある意味、専門スキルです。
徐々にできるようになる!という環境を作りましょう。
道具の専門性
これは、私の体験談ですが、道具を手作りのものから、市販の物に切り替えたら盛り上がり方が格段に上がった!という経験をしたことがあります。
一見、手作りの方が利用者さんに気持ちが伝わるかな?と考えがちですが、もしかするとそれは、自己満足かもしれません。
具体的に、私はゲートボールのセットみたいなものを作って、使っていたのですが、Amazonで購入したら、使いやすさ等が違ったみたいです。
実際に私が買ったのはこれです!(少し色が違うから、会社違いかもしれません)
ポイント
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【終わりに】認知症の利用者さんにレクリエーションを提供する時に介護士が考えるべきこと!
まとめ
- レクリエーションが認知症にどう効果的なのかを理解
体、頭、不安にたいしてのアプローチが期待できる - 個別、集団のレクリエーションに分けて参加できる環境を作る
常に個人レクにならないように、家族の意見も聞きながら対応 - 参加が難しい時の対応を考えておく
散歩や簡単なレクリエーションを外でやることで、雰囲気も変わり、需要のあるレクリエーションになる。
認知症でレクリエーションへの参加が難しくなることは介護施設ではよくあることです。
同時に、認知症の方にとって、介護施設でのレクリエーションは、体、頭、精神面に対してとても重要な役割をになっています。
「この利用者さんは、レクリエーション参加できないね!」
これだけで終わりにしないで、しっかりとアプローチしていく方法を検討していきましょう。
『利用者さんと、その家族の満足度』『施設の評価』『稼働率』全てに関わることだから、しっかりと考える時間を作ろうね!
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