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レクリエーションを提供する時に
「利用者さんにとって有意義なものにしたい!!」
こう強く考えていませんか?
この記事は、介護施設でのレクリエーションを有意義なものにするために書いた記事です。
こんな方は必見です!
- レクリエーションを有意義なものにしたい人
- レクリエーションの内容で悩んでいる人
- レクリエーション進行が思うようにいかない人
レクリエーションの考え方を理解することで、シュチュエーションに合わせた内容や、その利用者さんが必要とする内容の提供ができるようになります!
レクリエーションをできる介護士さんはたくさんいるけど、考え方を理解して行える介護士さんは少ないから、ここで内容を確認していってね!
ポイント
- レクリエーションの考え方が理解できる
- レクリエーションの満足度をあげて、稼働率に繋げられる
- 今までより有意意義なレクリエーションの時間を提供できる
お団子団長
- 相談員歴10年以上
- 福祉大学 福祉学部 学士
- 稼働率ほぼ毎月100%でショートステイを10年以上運営
- 介護系ブログで収益化
介護施設でのレクリエーション『目的』の考え方
介護施設で行うレクリエーションは、目的を知るだけで施設の評判や稼働率をあげることに繋がります。
目的をしっかりとすることで、レクリエーションはその施設の売りになるからです。
レクリエションの目的を考え実践する3ステップ
- そのレクリエーションはなんの目的でやるのかをはっきりさせる。
- 目的ごとの比率を考えてレクリエーションのスケジュールを組む
- 何目的のレクリエーションをどのように実行しているのか。家族にしっかりアピールする。
そのレクリエーションは何の目的でやるのかをはっきりさせる。
行おうとしているレクリエーションの目的をはっきりさせるところから始めると、内容が充実したり、利用者さんが希望している内容を提供することができるようになります。
レクリエーションは主に2つの目的に分けられます。
レクリエーションの2つの目的
- 楽しませる為のレクリエーション
- リハビリを目的としたレクリエーション
あなたが今計画しているレクリエーションの内容は、楽しませたいのか、体を動かすことを主とするのか、まずはそこから決めていきましょう!
レクリエーション冒頭の説明も、目的によって変わってくるね!
目的ごとの比率を考えてレクリエーションのスケジュールを組む
『楽しませるレクリエーション』『リハビリ目的のレクリエーション』に分けたら、次はどっちをどのくらいの頻度で行うのか、スケジュールを組んでいきましょう。
こんな事を考えて比率を決めよう!
- 施設が何を売りとしているか
- 利用者さんが何を希望してサービスを利用しているか
先ほどの目的分けがしっかりできていれば、施設の方向性に合わせて、その比率を多めにしていけば目的に特化したサービスを提供できます。
『楽しみ』と『リハビリ』をどういう比率にするか、半々にするのか、デイサービスは特に周囲の施設と差別化を図るために、大切な内容だよ!
何目的のレクリエーションをどのように実行しているのか。家族にしっかりアピールする。
レクリエーションの比率を目的ごとに決めて実行!
これだけで終わってしまうと、せっかく周囲の施設より売りに特化したレクリエーションを行っているのに勿体ないにもほどがあります!!
今月はこんな目的で、こんなレクリエーションを行いました!
来月はこんなテーマでレクリエーションを行っていきます!
こんな内容の資料を作成するなどして、家族や居宅ケアマネにアピールしていきましょう!
「ずいぶん楽しそうなことしてるなぁ」
「遊んでるだけじゃなくて、リハビリになるんだぁ」
こう印象付けて、クチコミが広がれば狙い通りです!
利用者さんの満足、家族の満足、稼働率アップに繋げられて、いいことしかないですね!
『レクリエーションの目的』についてさらに詳しく書いた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください!
-
【稼働率に繋がる】介護施設で成功する!レクリエーションの目的の考え方!
レクリエーションの目的について考えたことがありますか?介護施設で毎日何となく決めた内容をしているより、目的を決めて、計画的に実行したレクリエーションを行う方が、稼働率に明らかな効果が出ます。この記事ではレクリエーションの目的について解説します。
続きを見る
介護施設で実践!レクリエーションの3つの効果を考える
上の項目では『目的』についての考え方を書きましたが、次は『効果』について考えていきましょう。
レクリエーションの3つの効果はこれ!
- 身体レベルの維持
- 脳の機能の維持
- 心の健康の維持
レクリエーションの効果を理解しておけば、どの利用者さんにどんなレクリエーションが必要なのかを的確に選ぶことができます。
効果を説明しながら活動をすれば、利用者さんも意欲的に参加しやすくなるよ!
身体レベルの維持(運動系)
筋力や体力の維持が期待できます。
高齢になることで、運動をしなくなり、そのまま体が動きにくくなる。そしてさらに運動をしなくなるという悪循環を絶つためにも、身体レベルの維持効果がある運動系のレクリエーションを取り入れることは大切です。
また、運動系のレクリエーションは、適度な運動でのストレス解消が期待できます。
高齢者は知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいることがあります。
ストレス解消の観点からも運動系のレクリエーションを取り入れることは大事だね!
脳機能の維持(脳トレ系)
考えたり、指先を使うことで脳に適度な刺激を与えられます。
しかし、高齢になると、やはり考える機会も、指先を使う機会も減ってくることがあります。
レクリエーションで指を動かすという事を意識して、脳を活性化するためのレクリエーションも考案してみましょう!
脳トレは、難易度の調整も大切!いきなり難しい問題で自身を無くすことが無いように考えていこうね!
心の健康の維持(楽しみ系)
レクリエーションは心の健康にも効果を発揮します。
高齢で心が辛くなる代表例
- 高齢になることで自宅に籠る
- 周囲の他界からの自身喪失
- 耳が遠くなり人との会話を避け始める
このような内容は、誰にでも可能性があることです。
今までの生活が変化することもあり、心への負荷もかかり、疲れてしまう方からの相談も実際にあります。
そんな時に心にアプローチできるレクリエーションは効果的です。
レクリエーションの効果について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。
-
高齢者施設で実践!【3項目】レクリエーションの効果、具体策、本を紹介!
レクリエーションの効果を知らないまま、レクリエーションを実践していませんか?効果を知ることで家族や利用者さんの信頼を得やすくなる他にも、様々なメリットがあります。
この記事で解説しているので確認して、より効果的なレクリエーションを組み立てましょう!続きを見る
高齢に伴う自身喪失には、レクリエーションでの『楽しめる環境』と『意欲』は大事だね!
レクリエーションの司会が苦手な介護士が考えるべきこと
レクリエーションをする時の司会が苦手な人は、共通の悩みを抱えていることが多くあります。
司会が苦手な人に多い共通の悩み
- 顔を見られるのが苦手
- 「期待されている」と、過度な勘違いをする
- 自分の声が苦手
こんな苦手意識を強く抱えると、余計に人前で話すことが苦手になり、レクリエーションの司会に抵抗を感じてしまうことがあります。
それぞれの特徴と解決策を確認しておきましょう!
顔を見られるのが苦手
見られるのが苦手な人の特徴
- 人と視線を合わせるのが苦手
- 相手が自分の顔を見てると、顔に何かついていないか触って確認してしまう。
- 対面での会話でなければ普通に話ができる
顔を見られるのが苦手で、レクリエーションで利用者さんの前に出ると緊張してしまう人は「見られている」という意識が強いことが多くあります。
でも「見られていることを気にするな」と言われても、そう簡単にいかないですよね?
私自身も何か見られていることでソワソワすることがあり悩んでいた時期があるので、解決策を載せておきます。
『見られてる感』の解決策
- マスクをして顔の見える面積を減らす
- マスクができない環境なら、メガネでも少し変わってくる
- 相手の視線を逸らすために、ホワイトボードを使ったり資料を相手に見せながら話す
少しでも相手の視線がズレたり、隠れている部分があると、安心感から自信に繋がるから、一時的にでもやってみよう!
「期待されている」と過度な勘違いをする
こんな意識を持っていませんか?
- 面白いことを言わないといけない
- 締めの挨拶は気の利いたことを言いたい
- 上手くやって褒められないと!
実際、レクリエーションに求められるのは、内容の楽しさで、その内容を行いながら声かけやBGMなどで盛り上げることを求められている。そんなことがほとんどです。
司会進行で全てが決まる!
自分自身に「自分の一言で盛り上げる!」というように過度なプレッシャーを知らず知らずのうちにかけて緊張している人はよく見かけます。
変なプレッシャーに対しての解決策
- カンペを作る
- 始まり、終わりの挨拶はある程度テンプレートを作って、必要箇所だけ変更する
無理に毎日違う話をするなど、ハードルをあげないようにすることから始めようね!
自分の声が苦手
声が苦手な人の特徴
- 普段は平気なのに、マイクを使うとブルブル震える
結構、よくあることですし、自分の声を聞く機会なんて、そう頻繁にはないので、これも場数を踏めば大丈夫ではありますが、場数を踏むためにも解決策を提案しておきますね!
自分の声が苦手な人の解決策
- マイクを使わないで大きな声で話す
- カラオケなど、お客さんがいない場所で友達とマイクで雑談をしてみる
特に2つ目の『マイクで雑談をしてみる』というのがオススメです。
私自信、会社の忘年会で800人近くの前で司会をしたときや、挨拶を任された際には、リハーサルの時にしばらくマイクを使って、他の係に指示を出したり、会場の遠くにいる人に
「聞こえてますか?音大丈夫なら合図してくださーい」
というようなことを言いつつ、自分の声に耳を慣らしていました。
自分が喋ってるのと、スピーカーを通して自分の声を聞くのは全然違うから緊張しやすいよね!
レクリエーションの司会が苦手で困っている方は、もっと詳しく書いた記事があるので、参考にしてみてください。
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【3つの対策】レクリエーション の司会が苦手な介護士がやるべきこと!
介護施設で働いていて、レクリエーションの司会が苦手で悩んでいませんか?
この記事では、レクリエーションの司会で、緊張で上手くきない人を対象に、解決方法、トレーニング方法について解説しています。
この記事で、少しでも苦手克服をしていきましょう!続きを見る
レクリエーションや体操はYouTubeで確認!介護施設では確認必須です!
レクの内容で困っていませんか?
- 介護施設でレクリエーションや体操のネタが切れてしまった
- もっと色々なパターンのレクリエーションをを知っておきたい
私がこのようなことで悩んだ時に、1番頼りにしているツールは『YouTube』です。
・無料で見れる
・実際にどう動けばいいのか見ながらレクリエーションを理解できる
・リハビリの専門家、お笑い芸人など、色々なジャンルの人が考えたレクリエーションを見れる
YouTubeでレクリエーションを調べるメリットにはこのような内容があります。
レクリエーションのオススメ動画を集めた記事があるので、どんな動画を見ればいいかわからない!という人は読んでみてください。
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介護士必見!レクリエーション、体操|オススメYouTube【5選】
レクリエーションが思いつかない!YouTubeで案を探してるけど、どのチャンネルを見ればいいのかわからない!そんな人にオススメ!この記事ではレクリエーション や体操を配信しているYouTubeから、オススメのチャンネルを紹介しています。
続きを見る
認知症の利用者さんに対してのレクリエーションを考える!
介護施設で働いていると、認知症のある利用者さんに対してのレクリエーションで戸惑うことがあります。
- 内容の理解が難しくて参加が難しい
- 場に馴染めなくて、その場から離れてしまう。
認知症の利用者さんへレクリエーションを提供するのは慣れないと難しいこともありますが、認知症の利用者さんにとって、レクリエーションが必要なことも事実です。
アプローチの方法をしっかり理解して、介護施設として認知症のある利用者さんにレクリエーションを提供していきましょう。
レクリエーションを2つに分ける
レクリエーションは『個別』と『集団』に分けることができます。
2つに分けることで、シーンごとにレクリエーションを使い分けることができます。
個別のレクリエーションの特徴
- 集団が苦手でも参加できる
- 自分の趣味ややりたいことをできる
- 恥ずかしさがない
集団レクリエーションの特徴
- 自宅とは違った環境を楽しめる
- 刺激を受けやすい
- 周囲と関わり、社会参加の面を持っている
- 顔馴染みができて、リピーターに繋がりやすい
それぞれの特徴を確認して、利用者さんがサービスを使い始めたタイミング、仲間を作りたいタイミング、刺激が必要なタイミングなどを見極めて、レクリエーションを提供できるといいね!
散歩で環境に慣れさせるのがオススメ
認知症の利用者さんに対して、レクリエーションを提供するときに、無理にボールで遊んだり、集団体操など、普段やらないようなことをやる必要はありません。
もしも利用者さんが抵抗を感じている様子があったら、散歩をして環境に慣れるのを待つのも有効な手段です。
散歩の特徴
散歩はレクリエーションとして行うことができる一方で、レクリエーションっぽさがなく、日常生活の延長として取り組める
さらに、歩くことでの運動効果、日光浴効果、気分転換!
このようにメリットが多いので散歩を取り入れるのはオススメです。
認知症の利用者さんに対してレクリエーションでの効果的なアプローチについて、さらに詳しく解説した記事はこれです。
介護施設で働く方は読んでおくと、効果的なレクリエーションに繋げることができるのでオススメです。
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【たった3つ】認知症の利用者さんにレクリエーションを提供する時!介護士が考えるべきこと!
介護施設で、認知症のある利用者さんに提供するレクリエーションが思いつかない。苦手意識がある。こんな悩みはありませんか?
この記事では、効果の考え方、環境の考え方、参加できない人はどうするか?このような内容を解説しています。続きを見る
介護施設でのレクリエーションの考え方について(まとめ)
今回の記事のまとめ
- レクリエーションの目的をはっきりさせることで、その施設に合ったスケジュールを組み、家族にもアピールしやすくなる
- 運動系、脳トレ系、楽しみ系のレクリエーションに分けることで、その利用者さんに必要な内容を提供できる。
- レクリエーションの司会が苦手で、いまいち上手くいかない時は、目線をずらしたり、自分の声に慣れるなど、対策をしていく必要がある。
- レクリエーションの内容に困ったら、youtubeが1番オススメ!
- 認知症の利用者さんに対してレクリエーションを提供する時は、集団、個別に分けて、その時の状況に応じて使い分ける。
- 散歩で環境に慣れさせてからレクリエーションを提供することも大事
レクリエーションの考え方をしっかりすることで「何をやっているかはイマイチわからない」というイメージを取り除くことができます。
そうすることで利用者さん、家族の満足度が上がり、楽しい施設にすることができ、同時に稼働率に繋げることができます。
「レクリエーションをただやるだけ」から「効果的な内容のレクリエーションを提供する」という方向に変えていこうね!
レクリエーションの資格を取って専門性を上げることも必要です!
気になる方は、この記事はチェックしてみてください。
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【注目必須】レクリエーション介護士を取る3つのメリット!
レクリエーションの専門家『レクリエーション介護士』を取得するとどんなメリットがあるのか気になっていませんか?この記事では、レクリエーション介護士を取得して得られるメリットと、メリットを得られる資格の使い方について詳しく解説しています。
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