今回の介護保険最新情報(Vol.1460)では、「介護職員の賃上げ・職場環境改善支援事業、ケアプランデータ連携システムの利用促進及び介護情報基盤活用の支援策」について書かれていました。ざっくり言うと、賃上げの追加支援を受けるにはケアプランデータ連携システムへの加入が必須となり、その導入費用も補助されるという内容です。
「データ連携って何?」という人にもわかるように、賃上げ支援とシステム導入の関係を解説します。
今回の介護保険最新情報では、このような内容が書かれていました
- 賃上げ・職場環境改善支援の上乗せ要件としてケアプランデータ連携システムへの加入が必要
- 未加入でも申請時に加入を誓約すれば要件を満たすが、実績報告までに加入が必要
- 介護情報基盤への接続支援とケアプランデータ連携システムの接続費用が補助対象になっている
- 申請受付は令和8年3月13日まで、フリーパスキャンペーンで当面無料で利用できる
- 令和8年度介護報酬改定でもシステム加入が加算区分の要件とされる方向で検討
なぜケアプランデータ連携システムに加入が必要なの?
介護職員の賃上げを持続的なものにするには、生産性向上と業務効率化が不可欠です。ケアプランデータ連携システムは、ケアマネジャーや事業者間でケアプランを電子的に共有・連携する仕組みで、業務の重複や紙ベースの手続きを減らす効果があります。賃上げ支援の対象事業者にこのシステムへの加入を求めることで、データ連携を広く普及させ、生産性向上を図る狙いがあります。
支援内容のポイント
- 上乗せ加算を受けるには加入が条件:申請時に加入しているか、加入を誓約すれば対象になる
- 接続費用も支援対象:介護情報基盤への接続サポートとシステム接続サポートにかかる費用が補助される
- フリーパス延長:令和8年度中は無料でシステムを利用できるよう予算措置が取られている

現場への影響
賃上げ支援とデータ連携は経営者向けの話に見えますが、現場にもメリットがあります。
- ケアプランの共有がスムーズになるため、ケアマネジャーとの情報連携が迅速になる
- 書類のやりとりが減り、入力や確認作業に使う時間を短縮できる
- 賃上げ支援により、介護職員の給与や職場環境の改善が期待できる
今回の結論:デジタル連携と賃上げをセットで推進
国は賃上げ支援と同時にデジタル活用を進めることで、介護業界全体の生産性向上を目指しています。ケアプランデータ連携システムへの加入が賃上げ支援の鍵となるため、事業者は早めの準備が必要です。
ここがポイント
賃上げ支援を受けるにはデータ連携システム加入が条件。導入費用も補助され、初年度は無料で利用できるため早めの申請が得策です。
いつから?いつまで?
- 申請受付期間:令和8年3月13日まで(早めの手続きがおすすめ)
- フリーパス期間:令和8年度中はシステム利用料が無料
- 賃上げ支援事業の実施要綱は令和7年度補正予算に基づく
現場職員として押さえておけば十分なポイント
介護職員としては、システム導入の有無で現場の働き方が変わることを知っておきましょう。
- 利用者や家族が申請する内容ではなく、事業者側の申請で賃上げ支援を受ける
- システム加入でケアプラン共有が簡単になり、現場の業務負担が軽減される
- 賃上げ支援により、給与や職場環境が改善される可能性がある

まとめ
今回(Vol.1460)の介護保険最新情報は、賃上げ支援とデータ連携システムの活用がセットで進められるという内容でした。申請期限や導入要件、現場のメリットを知っておくことで、各施設の対応がスムーズになります。
デジタル活用と賃上げ支援は一見別の話ですが、現場の負担軽減と待遇改善の両方を実現するための施策だと理解しておくと良いでしょう。