

今回は、今働いている老人ホームを退職することのメリットとデメリットについてです!


- 違う職場に移動したいけど、今のままの方がいいのか悩んでいる
- 給料に不満がある
- 人間関係で悩んでいる
- 環境を変えるメリットがわかる!
- 今の会社を退社する時の注意点がわかって、転職をプラスにできる!
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一番多い退職理由
色々な理由を置き土産に、退職している職員は多くいますが、実際は、
『人間関係の悪化』
という理由が大多数を占めています。
特に、個室の特別養護老人ホーム(ユニット型)というのは、1つのグループ(以下 ユニット)に配置される職員がかなり少ないのです。
一度関係が悪化すれば、違うユニットへ異動させてもらうか、退職しかなくなってしまいます。
また、看護師や栄養士、相談員、管理者などと揉めて退職する人も少なくありません。
看護師と揉めやすい理由についてはこの記事
この他に、
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での退職が多くあります。
退職、職場変更のデメリット
当然、何もかもがプラスになる訳ではありません。
まずは職場を変えるデメリットを考えておきましょう!
経験があっても『新人』
どの世界でもこれは同じですが、職場が変われば、そこでは新人として0からのスタートです。
勉強し直せていい!という考えもあるとは思いますが、ここでデメリットとしてあげたいのは、『新人いびり』が考えられるからです。
介護業界は『新人いびり』なんてもの、全くありません!とは言えない業界です。
当然、そういうのが無い、サッパリした職場もありますが、転職時にそこを調べてから入職するのは、ほぼ不可能でしょう。
ボーナスが1回分カットになる
どの時期に他の老人ホームへ移動しても、ボーナスの査定期間に既に入っていて、次のボーナスは出ない!なんてことがよくあります。
生活と相談しながら職場の変更は検討していきましょう。
しかし、これに関しては、交渉次第でなんとかなったという話もよく聞きますので、絶対に一度は「なんとかなりませんか?」と交渉してみましょう。
覚えることが莫大
先ほどの、新人に戻るというのと重なりますが、新しい職場では
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これらは当然、1から覚え直しです。

すぐに有給休暇が取れない
有給休暇は、入社して6ヶ月、その間に8割以上出勤で発生することになります。
つまり、はじめの半年は有給がもらえません。
介護の仕事は、風邪を引けば老人にうつすわけにいきませんし、腰を痛めてしまったり、夜勤で体のバランスが崩れて体調も崩れてしまう人等がよくいます。
有給休暇が無い期間というのはやっぱり心配です。
退職して職場を変更するメリット
職場を変えるというのは、悪いことばかりではありません。
次は、職場を変えるメリットを考えていきましょう!

職場が変わっても給料が下がることはほとんど無い!
介護業界の短所だとは思いますが、昇給がかなり少ないのです。
この為、他の職場へ移っても給料での苦労が少ないのです。
むしろ、給料の交渉ができる
不思議な話ですが、1箇所で永く続けている人より、退職をして別の老人ホームで働いている人の方が給料が高いことがよくあります。
介護士の人材不足が招く矛盾ですが、見学、説明を聞きに行く際に、前の職場の給料明細を見せて「この額以上で働けませんか?」と聞くと、若干プラスした給料を提示してくることがよくあります。
知識が増えやすい
『特養』と言っても、やはりそれぞれの施設でやり方が違うし、力を入れている部分(売りの部分)が違います。
いくら研修を数日受けても、実際に働いている職員より経験値は劣ります。
職場を変えることで知識を得られるのは、かなりのメリットです。
介護自体に飽きてしまうことを防ぐ
長く介護士だけをしていると、介護自体が嫌になってくる時期が来ることが多くあります。
これは、自分の仕事の立場が変わったり、関わる入居者さんが変わったり、することで解決する職員が多いのですが、なかなか施設内で立場が変わったり、関わる入居者さんを変更するというのも難しいものです。
職場を変えると、それらは自然と変更されることになるので、『介護に飽きる』という事態を防ぎやすくなります。
人脈が増える
円満退社をすることが前提となりますが、何箇所かを渡り歩いている派遣職員さん等は、やはり、近隣施設の職員と知り合いだったりする為、ちょっとした情報をすぐに手に入れてきます!
「あそこの特養は外食行事で◯◯っていうお店行ってましたよ?」
「□□に来てる演奏ボランティアさん、司会もうまくて、評判いいですよ?」
などと、中々、有意義な情報をくれる派遣社員さんがいて、助かったことがありました。
介護業界の人脈は、使わないような気がしますが、情報交換や、仕事疲れの悩み相談など、助けられることが本当にたくさんあります。
以上の点をメリットの一部として挙げさせてもらいましたが、働くのが嫌になる程の思いをしている職場なら、このメリットを読んで、別の場所へ逃げる気になってもらえれば幸いです。
転職時に意外と大事な事
転職時、その後のメリットを確実な物にするために意外と必要なことがあります。
『転職サイトを選ぶこと』
実は、転職サイトの中には、そこで働き先を決めると一時金がもらえたり、その後のサポートをしてくれるサービスがあります。
特に、その後のサポートをしてくれるサービスがある転職サイトは、あなたのスキルアップや今後の活動の助けになるので、必ず見ておきましょう!

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転職サイト選びで失敗したくない!そう考えている方は、私が実際に相談員として事務所で働いていて関わってきたり、ブログを書くにあたりやりとりをした経験から選んだ、転職サイトランキングを参考にしてみてください。
退職に対してのお団子団長の考え(終わりに)
あまり自分自身の職場では言いませんし、辞めるか悩んでいるという職員がいたら、説得を試みることがよくありますが、、、
私は、退職(他の施設へ移る)ということに対して、実は賛成派です。
しかし、私の中で、条件が1つあります。
『円満退社をする!』
っということです。
その場で喧嘩して退職するというのは、人によっては、その場でスカッとしていいと感じるのかもしれませんが、後々に何も残りません。
どんなに職場が嫌になったり、人間関係が崩れた為に退職するとしても、そこはグッと抑えて円満退社に持ち込みましょう。
メリットに書いたように、人脈を作りやすくする為です。

人脈が増えるのと同時に、給料アップの可能性や、新しい知識を手に入れやす環境など、退職して他の施設で働くというのはメリットがかなり大きいと私は考えています。
当然、同じ職場で長く続けるのも大切なことです!!

