お団子団長〜明るい介護の小話〜

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【小話】高齢者の読書〜明るい介護の小話〜

毎日、朝食後、昼食後、おやつ後の3回、中庭を眺められるスペースに職員と一緒に来て、ソファーに座り、その後30分ほど一人で読書をしているお爺ちゃんがいた。

 

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私の担当しているお爺ちゃんではなかったが、毎日その場所を通ると読書をしているので、よく声をかけていた。

 

「毎日、本読んでて目疲れないですか?」

 

「疲れない疲れない!読んでないとボケちゃう気がしてね。あっちの部屋だとテレビの音がうるさくて集中できないから、ここ貸してね」

 

「はい!職員が迎えに来るだろうけど、用事あったらすぐ隣に事務所あるから、声かけてください!」

 

お爺ちゃんはいつもいつも、経済の本を読んでいるようだった。

頭が良いんだろうなぁ〜と思い、印象が強かった。

 

お爺ちゃんの名前程度しか知らないまま、そんな会話を毎日のようにしていたが、その状況が当たり前になるくらい時が経ったある日、家族が面会に来ていた。

 

私が娘さんに

「お爺ちゃん、経済関係の本すごい読んでるけど、よっぽど頭いい方なんですか?」

っと話しかけたところ。

 

娘さんが一言。

目見えてないから、読んでないのよ!本が読みたいから、持ってこい持ってこいってうるさいから、私の旦那の部屋に置いてあったの適当に持ってきて渡してあるだけなのよ(笑)」

 

・・・。

 

見えてなかったのかぁ!!! 

読んでるフリが上手すぎる!!!

 

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