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介護技術アップ! 使える!カクテルパーティー効果 〜心理学から考える介護〜

 

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こんにちは!お団子団長です。

 

今日は『カクテルパーティー効果』を介護現場で活かす為には?

というテーマで書いていきます。

 

 

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1、カクテルパーティー効果とは

 大勢人がいる、ガヤガヤした中でも、友達や恋人など、会話相手との会話や、自分の名前を誰かが呼んだ時などはしっかり聴こえている!

 この、よく考えると不思議な現象がカクテルパーティー効果です!

 

(なんでダンスパーティーなど、もっと騒がしそうなものじゃなく、カクテルパーティーなんだろ、、、?調べませんが😙!!!)

 

ファミレスなんかでは、テーブルを挟んで座っている知人より、隙間だらけのついたてを挟んだ横や後ろの他人の方が、距離で言えばよっぽど近くにいます。

それでも聞こえてくるのは、テーブルを挟んで座っている知人の声です!

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2、介護現場での『カクテルパーティー効果』の必要性

 まず、老人ホームでは、ガヤガヤした環境も考えられはしますが、もう一つ、よく目にする状況としては、『耳が遠い』『補聴器をつけている』という環境です。このような場面でこそ、この効果を活かして介護に役立てたいと私は考えます。

 補聴器を試したことがある人はわかるかもしれませんが、音が向かってくる方向がわからなかったり、余計な音まで大きく聞こえたりと、相手の会話を特定するのが通常より難しくなってしまいます。

 

このような場面でもし、相手を認識することで、相手の会話をも認識できるとしたら、介護現場では必須になってくるはず!

 

 

3、『カクテルパーティー効果』を活かせるような環境づくり考える

 

 まず「私が話していますよ!」というアピールをすることは高齢者相手では必須になると思います。

(耳が遠い方だけではなく、認知症の方にもこれは必要です。)

 カクテルパーティー効果では、実際は後ろにいる人の会話でも、対象の会話は耳に入って来やすいという面もあるようですが、これは流石に耳が不自由というハンデがある人には難しいのでは?

そう考えると「私が話していますよ!」アピールをしていかなくてはいけません!

 

 方法

  1.  正面に立って目を合わせてから会話をスタートする。
  2. 横から話すときは、肩を軽くトントンとして、振り向いたのを待ってからから話す。
  3. やたらジェスチャーを入れて、高齢者の集中力を維持させてみる。

 

これらは実際にやってみましたし、普段から自然にやっているようなことだとは思います。

なので、試しに、利用者さんの正面から少しずれて、視線を合わさないで話しかけるっということをやってみると、不思議なことに、ほんとうに正面からの時より耳が遠くなったように会話が通りにくくなりました。

認知症の方も同様に、なかなかこちらの意図が伝わりづらいという印象を受けました。

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 もう一つ必要だと感じたのは『認識しやすい名前で呼ぶ』ということ。

いくら『カクテルパーティー効果』で名前には気が付きやすい!と言っても、例えば、認知症で旧姓の方が強く覚えている人に、今の苗字で呼びかけても、気づきを得るまでにタイムラグがあり、会話の環境が出来にくくなります。

 普段の会話や、事前情報から、利用者さんが「気づき」やすい呼び方を確認しておきましょう。

 

 

 結論

 『カクテルパーティー効果』を介護現場で考えるにあたり、聴覚にハンデのない人と会話をする時以上に必要なことは、会話の『対象者と自分』という環境をより強く作ることが大事なようです。

 当たり前と言われるでしょうが、例えば、入浴介助中、向いて欲しい方向に向いてもらえなかったり、浴槽をまたいで欲しい時にまたいでくれない時などに『何度言っても指示が入らなかった』というような表現をする職員を目にすることがあります。

 

 まずはカクテルパーティー効果を有効に使うために、『対象者と自分』という環境を作り直してみてはどうでしょうか?

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最後に

 どうしても介護現場に心理学の効果を照らして考えると、元々の意味と少しずれていってしまうことがありますが、あくまで心理学のお勉強ではなく、『介護の方法』を考えるという面に向かい、広げて考えてみますのでご了承くださいm(__)m